WOOD CRAFT 森の工房
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森の工房の情報、木にまつわる話から家族の話まである不思議な通信

森の工房通信 No.13 2000年春号 文責 橋本和吉
木ままな話 森との共生

<木にまつわる気ままな話>
 来年夏に福島で大規模な博覧会が開かれるらしいのですが、何でも日本で初めて「森」の中で開かれる博覧会とかで「森と共生するくらし」というのがテーマに掲げられているらしいのです。ほう!と思ってホームページを見てみると絵に描いた、いやCGで作ったような?「ハイテク見本市」とそれと何の関連があるのか「森と共生するくらし」の姿が描かれているのであります。
 素直に見る限りは夢のような未来が見えてくる楽しいイベントなのですが、ほぼ確実に巨額の赤字が出ることが予想されているにもかかわらず大金を掛け、今ある森を切り開いて建物や道路を作ってまでやらなければならないほどすばらしい内容があるようには見えないのは、私が無学のせいなのでしょうか?
 私の推測するところでは国の補助金が欲しいがための、まずイベントありきという発想なのではないかと思うのです。巨額の赤字よりもさらに巨額の予算が国から補助されるという仕組み。まあほとんどは大手のゼネコンや企画会社に流れるのでしょうが、下請け、孫請けという形で経済波及効果がある、県民に有益なイベントというわけでしょうね。
 でもちょっと待ってくださいよ!国の予算って赤字国債とかいう借金だらけですよね。
その借金返すのっていったい誰なんですか?イベントの赤字を埋めるのは?
 そりゃ私だってお金は欲しい。借金も山ほどあるし、家も早く仕上げたい、のどから手どころか足も出るほどお金は欲しいのは当然ですよ。天からただで降ってくるものならそりゃあいくらでもほしいけど・・・もらった金より多額の借金を利子も含めて子供達の世代が返さなければいけないものだとしたら・・・やっぱり「ノー」だよね・・・。
 もちろん福島が使わなければどこかが使うだけで借金が減るわけではないのだから使ったほうが勝ちというものなのでしょうが、博覧会とか首都機能移転とかこんな調子でお金を使い続けていったら、子供達の時代は森も山も川も無くなって、残したものは必要のない施設と大量のごみ、そして恐ろしい額の借金だけ・・・ということにならないだろうか?枯れ木の環境
「森と共生するくらし」を望むならそのお金をただ広葉樹の森を増やすことに使うべきだと思うのです。子供たちの時代には豊かな森に成長し美しい空気と水を育み、暮らしを潤すプラスの遺産となることでしょう。北欧あたりでは当然のことのように行われているのに、どうして日本ではできないのでしょうか???

森を育てるプロジェクト始めます。
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